50歳からの人生立て直し

前頭側頭型認知症の夫と二分脊椎症の娘の事

大切な木

今日は風が吹いて、小寒い日でした。


ダイニングテーブルが寂しいので、観葉植物がわりに豆苗を置いて緑を楽しんでいましたが、そろそろ食べごろ。


豆苗の代わりに畑の土手に咲くスイセンを飾ってみました。


春の匂いが部屋いっぱい。シアワセな気分になります。



少し前になりますが今年は庭の紅梅もよく咲きました。


主人は庭木を手入れするのが好きで、特に梅を大切にしていました。
私が娘を身籠った時も 名前は梅子にすると言ってなかなか譲らなかった事を笑い話で思い出します。


そんな大切な木なのに、


主人が素人ながらに手入れしてこざっぱりしているはずの庭は
診断された頃には 全く関心が無くなったことで庭がうっそうとして荒れ放題。


こんな沢山の木や、畑の世話を私1人でなんて出来ない!
お父さんと一緒じゃなきゃ出来ない!


込み上げてくる不安と主人が病気に蝕まれてしまった悲しみを抑える事が出来ず
とうとう私はめちゃめちゃに切ってしまったのです。



そんなふうにして色々あがいては見たものの、


主人の病気は治る事は無いのだと、


これからは全部現実を受け入れなければならないのだと知りました。





あの頃は人生のどん底だったけど、それでも、梅の木は今年沢山咲いてくれた。


自暴自棄になって梅を傷つけてしまったこと本当にごめんなさい。


夫は許してくれるかな?

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